仮設道路 新潟県内 がいし取替工事
新潟県内の送電鉄塔のがいし(碍子)取替え工事で、吊上能力50tクレーン(自重約37t)の車両通行スペースとヤード(資材置き場)、仮設事務所・トイレ基礎、作業用歩道を目的として設置されました。歩道は、鉄塔を囲むように「口の字」に設置されました。なお、プラロード工法は最小1m幅から設置可能です。
現場は水はけが悪く、路面まで浸水しないよう嵩上げが必要でした。プラロード工法は、もともと地下貯水槽の構造部材として2000件,70万m3以上の実績を持つクロスウェーブ工法と同じ部材を用いており、高い耐水性・透水性を有していますので、浸水しても全く問題ありません。
- クロスウェーブの透水性
クロスウェーブ工法は人工的に地下に「隙間」をつくり、自然の地下水のように空隙に水を貯水する工法です。空隙率は95%で、消防ポンプ車の放水に耐える消防水利としての基準をクリアしています。
斜路は「プラロードを階段上に施工し、鉄板との接点のみ土のうで施工する場合」と、「全て土のうを用いる場合」とがあります。本事例では勾配形成に全て土のうが用いられています。
プラロード工法は、50cmずらす積層方法のため、2段目は1枚が4枚(2m×2m)のプラロード(クロスウェーブ)に乗ります。3段目は1m2の荷重が9m2(3m×3m)に分散されますので、軟弱地盤では積層段数が多いほど安定します。
データ
場所 : 新潟県
時期 : 2007年5月
発注 : -
設計 : -
施工 : -